漢方一覧
草果(そうか)
草果(そうか)
白湯スープ・麻辣スープ
漢方において「草果(そうか)」は、ショウガ科の植物の果実を乾燥させた生薬です。
名前の響きが「草の果実」という素朴な感じですが、実際には非常に強いパワーを秘めており、「お腹の奥底の冷えを飛ばし、停滞した水分と気をお掃除する」という、非常にシャープな胃腸ケアのスペシャリストです。
主な効能は以下の3つです。
1. 胃腸の奥の冷えを取り、痛みを止める(温中散寒)
白豆(びゃくずく)や丁字(ちょうじ)と同様、冷えによる胃腸の不調を改善しますが、草果は特に「胃腸の深い部分(中焦:ちゅうしょう)の冷え」をターゲットにします。
冷えによる激しい腹痛・胃痛の緩和
お腹が冷えて起きる吐き気・嘔吐のケア
2. 「湿気」と「痰」を追い出す(燥湿化痰)
胃腸に水分(湿)が溜まりすぎてドロドロになった状態(痰湿)を、その強い芳香成分でカラッと乾燥させ、外へ追い出します。
お腹の張り、食欲不振、体が重いといった湿気による不調の改善
食後の消化不良や、喉に痰が絡みやすい状態のケア
3. 瘧(ぎゃく=マラリア)の熱を抑える(截瘧)
漢方の古典的な効能として「截瘧(せつぎゃく)」というものがあります。これは、かつてのマラリアのような「寒気と発熱を繰り返す」症状を抑えるという意味です。現代では、体内の激しい温度差による不調(ひどい寒気と熱の繰り返し)に効果的とされています。